ベルトドライブ自転車を選ぶ際のポイント
ベルトドライブ自転車の購入を決めても、どんなタイプ、種類の自転車を選べばいいかわからない人もいらっしゃるかもしれません。このページではベルトドライブ自転車を選ぶ際のポイントを解説します。
変速機
変速機とは自転車のギアを変える装置です。ギアを変えると、スピードを出しやすくしたり漕ぐのを軽くしたりすることができます。
ベルトドライブ自転車の変速機は内装の変速機になります。内装変速機の特徴については、ベルトドライブ自転車のメリットのところで書きましたのでそちらを参考にしてください。
内装変速機ですが、普通に販売されている自転車についているものは
変速機無し
3段変速
5段変速
8段変速
この4種類がほとんどです。
11段変速というのもあるのですが、普通の人は使うことはないでしょう。一般にはそのような自転車は販売もされていませんね。
また、変速機無しというベルトドライブ自転車もあまり売ってないですね。3段か5段が多いです。
買い物や通勤がメインの人
買い物や通勤で自転車を使う人で変速機が必要だな人には、3段変速のベルトドライブ自転車の購入がオススメです。
売られているベルトドライブ自転車でも一番多いのが3段変速になります。3段変速は少し物足りないところがあるのですが、普通に買い物ぐらいにつかうなら3段で十分ですね。
3段変速では物足りない人
5段変速は3段変速に比べ2千円ほど値段が高くなっています。3段変速でものたりないと感じる人は5段変速がオススメです。値段もそんなに変わらない点が良い点です。
3段だと
軽い
普通
速め
この3段階しかないので少々不便な点があるからです。
5段変速ぐらいあれば街乗りでは十分ですね。値段的にもそんなに高くないので、3段変速、5段変速で迷ったら5段を選んでおくというのもいいでしょう。
スポーツとして自転車で走りたい人
8段変速は3段変速に比べて自転車の金額が1万3千円ほど高くなります。かなり金額が高くなるため、自転車の購入に最低でも5万円ぐらいはかかることになります。
また、8段変速のベルトドライブ自転車はラインナップがそんなに多くはありません。ブリヂストンだとアルベルトやオルディナといったかなり高級な製品に使われています。
オルディナS8cbににもこの変速機は使われています。オルディナのSシリーズのひとつなのですが、Sシリーズはクロスバイクという種類です。クロスバイクは走るのを楽しむ自転車、スポーツとしての自転車です。
このようなスポーツバイクにも使われているぐらいなので、普通に通勤や通学にちょっと乗るぐらいなら8段変速はあまり必要はないでしょう。普通に使うだけなら5段変速で十分です。
ハンドル
自転車のハンドルというのはいろいろあります。ただ、ベルトドライブ自転車として販売されているもので主なものはアップハンドル、フラットバー、とんぼハンドルの3種類がほとんどです。
アップハンドルというのは、いわゆるママチャリといわれている自転車のハンドルです。街中でよく見かける普通のハンドルですね。握る部分が持ちやすいように、体のほうに曲げられてつくられています。このハンドルは持ちやすくていいのですが、スピードは出しにくくなっています。買い物用途ぐらいならこのハンドルでいいでしょう。主婦の人がよく乗っていますが、中高生でも好んで乗っているのをよく見かけますね。
フラットハンドルはハンドル部分がまっすぐになったタイプです。スピードが出しやすく、スポーツタイプのクロスバイクなどで用いられています。このハンドルの自転車はやや前傾姿勢で乗ることになるので、年齢が高めの人、買い物メインの人には向いていないです。若い人で自転車にスピードを求める人にピッタリですね。
トンボハンドルはシティサイクルに多く使われているタイプです。これも街中でよく見かけますね。形状としてはフラットハンドルをすこし曲げたタイプです。アップハンドルとフラットハンドルの中間ともいえますが、そんなに曲がってないのでフラットハンドルに近いですね。中高生、サラリーマンなど通勤用に使っている自転車では1番多いタイプです。
ブレーキ
ブレーキについては特に書くことは無いのですが、ちょっとだけ書いておきます。
安い中国製の自転車などではバンドブレーキという安価なブレーキが使われています。これは性能が悪く、時間が経過すると音が大きくなるという欠点があります。ものすごい音がするようになります。
しかし、ベルトドライブを使用している自転車ではバンドブレーキは使用されていません。ローラーブレーキという品質の良いブレーキが主に採用されています。このブレーキは古くなっても音はでません。
なので、ベルトドライブ自転車を選ぶ際、ブレーキに関してはあまり心配する必要はないですね。
ライト
ライトは大きく分けて3種類に分けられます。
ブロックダイナモライト
これは古くからあるタイプで暗くなったら、前輪に発電機のローラーを車輪に押し付けて、それを回転させて電気を起こすタイプです。
安価ですが「ライトをつけると重くなる」などあまり評判のよくないライトです。ただ、ベルトドライブ自転車で搭載されていることはありませんので考える必要は無いですね。
ハブダイナモライト
ほとんどのベルトドライブ自転車で採用されているライトです。車輪の中央のハブに発電機が組み込まれています。
LEDのオートライトが採用されていて、暗くなると自動でライトがつきます。また、ライトがついても重くなるということは無く人気が高いです。
ベルトドライブ自転車で採用されているのはこのハブダイナモタイプですね。
バッテリーライト
ハンドルなどに直接取り付けて、乾電池などのバッテリーで点灯させるタイプのライトです。スポーツバイクに取り付けられているのはこのタイプがほとんどです。
特徴としては取り付けが容易なことです。主にドライバー1本で交換がすぐ出来ます。
逆に盗難されることが多いのが欠点ですね。また、電池がなくなると交換するの必要があるのも少々面倒です。
オルディナS8cbで採用されているのがこのタイプです。